冬の節電方法
冬は1年間で最も電気の使用量が増える季節です。
一番影響が大きいのは、暖房器具です。
夏と同じ使用頻度でエアコンを使っていても、夏と比べて冬の方が屋外と屋内の温度差が大きくなるため、
冬の方がエネルギーを多く使用します。
エアコンだけでなく、電気ストーブや電気カーペット、こたつなどを併用するご家庭も多いのではないでしょうか。
また、日照時間が短いため、照明をつける時間も長くなります。
しかし、寒さや暗さを我慢するのは、健康にも良くないです。
無理のない範囲で電気料金を抑えることができるポイントをご紹介します。
1つ目は、エアコンの使用方法です。
室温は20℃を目安にすると良いと言われています。
外気温6℃の時に2.2kWのエアコンを1日9時間使用する場合に、21℃から20℃にすると、1ヶ月で約240円の節約効果があります。
さらに、必要なときだけつけるようにし、1日1時間短縮すると、1ヶ月で約180円の節約効果があります。
また、フィルターが目詰まりしていると暖房効率が落ちるため、
1ヶ月に1~2回掃除をするとさらに1ヶ月で約110円の節約効果があります。
2つ目は電気カーペットの使用方法です。
人のいない部分は暖めないように、3畳分から2畳分に変えると、
室温20℃のときに設定温度「中」で1日5時間使用する場合に、1ヶ月で約400円の節約効果があります。
また、室温が20℃で、設定温度を「強」から「中」に下げて1日5時間使用した場合、1ヶ月で約840円の節約効果があります。
3つ目はテレビの使用方法です。
液晶テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合、1ヶ月で約57円の節約効果があります。
4つ目はパソコンの使用方法です。
1日1時間利用時間を短縮した場合、デスクトップ型パソコンは約70円、ノート型パソコンは約10円の節約効果があります。
5つ目は冷蔵庫の使用方法です。
周囲の温度が22℃で、設定温度を「強」から「中」にした場合、1ヶ月で約130円の節約効果があります。
冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合、片側に間隔を開けるだけでも、1ヶ月で約95円の節約効果があります。
ものを詰め込み過ぎると、食材などが冷えにくくなるので、半分くらいにすると、1ヶ月で約92円の節約効果があります。
6つ目はこたつの使用方法です。
室温15℃のときに設定温度「強」で1日5時間使用する場合に、
こたつ布団だけでなく、上掛けと敷布団を併用すると、1ヶ月で約150円の節約効果があります。
また、無理のない範囲で設定温度を下げ、こたつ布団だけ使用する場合に、
設定温度を「強」から「中」にした場合、1ヶ月で約220円の節約効果があります。
小さな工夫の積み重ねで、環境にも、経済面にも優しい暮らしができます。
上手に電化製品を使って、寒い冬を乗り切りましょう。
東北電力HPでは、その他にも省エネ・節約方法を紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
省エネ・節電手法のご紹介|東北電力 (tohoku-epco.co.jp)